AIS 新人公演 Vol.6

詳細

日時:2016年8月26日

場所:AKIBAカルチャーズ劇場

感想

7月22日に始まったAISの新人公演もいよいよ千秋楽である。平日に昼間からアイドルを見るという狂った行為をこの夏、毎週やってきたわけだけど、いざ終わってしまうとなると寂寥感がある。

チラシ配りや宣伝に勤しんだこともあってか200弱ぐらいは集まっていた。

1曲目はアイドリング!!!の「無条件☆幸福」。たまたまテレビでやってたアイドリング!!!の番組を見てアイドルにハマってから早10年。まさかこんな人間になるとはね。さすがに10年後はアイドルオタク辞めてます。

2曲目はえり〜な(キャナァーリ倶楽部)の「ドキッ!こういうのが恋なの?」。アイドルソングの機能性に特化したような曲。初見の人でも参加できる曲が1曲でもあるのは強いよね。実際、アイドル横丁やTIFでも盛り上がってたし。

3曲目は可憐Girl'sの「Over the future」。初披露の時に比べてパフォーマンスが本当にダイナミックになったなって感じる。

ここまでの3曲はAISのお披露目イベントとなった6月11日の「アイドルネッサンス部 新体制をお披露目するネッサンス!!」で披露した曲。そこから2ヶ月半、ここまでパフォーマンスのクオリティが上がるなんて想像にしていなかった。AISがこの夏で成長した証しということだろう。

自己紹介を挟んで4曲目はTomato n' Pineの「キャプテンは君だ!」。もちろんリアルタイムで新譜が出るたびに買って熱狂してたタイプの人間だったけど、ほとんど現場には行っておらず決して良きリスナーではなかったことは結果として後悔してる。ただ、この素晴らしいディスコソングが現場で鳴るたびに彼女たちの音楽が間違ってなかったことを確認できる。楽園はまだここにある。

5曲目はBerryz工房の「マジ グッドチャンス サマー」。ハロプロの曲をカバーするっていうその恐れの無さが良いよね。夏が終わったらこの曲もなかなか聞けなくなるかもしれない。

6曲目は星井七瀬の「ガラスのくつ」。この曲は物販の時に貰えるシールによる投票の上位3人でパフォーマンスすることになっている。今回はれな、ゆりあ、もえの3人。

短いMCを挟んで7曲目はおはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!の「こいしょ!!!」。TAKUYAがゲストに来てギターを弾いてほしい曲第1位。冒頭のともかちゃんの勢いのあるラップ最高でしょ。

8曲目はPARADISE GO!! GO!!の「Faraway」。この曲はAISで聴くまで知らなかったけれど新しい曲と出会えるっていうのも良いよね。

9曲目は深田恭子の「スイミング」。AISの年代の子に歌詞がすごく合っている。

10曲目はBON-BON BLANCOの「愛のナースカーニバル」。初披露の時は少し明るく歌いすぎではないかって思ったけど今回はすごく雰囲気が出てて良かった。

11曲目は新曲で渡り廊下走り隊の「完璧ぐ〜のね」。AKB系が来るとは思ってなかったから完全に予想から外してた。アケカスクラシックとして「週末Not yet」もカバーしてほしい。最後のゆりあちゃんの「ぐ〜のねもでね〜ぜ!」がかわいかった。

ここで本編終了。

会場のアンコールに応えて再登場。アンコール曲は「こいしょ!!!」。良い曲は何回聞いても最高だな。

 

AISの新人公演千秋楽は企画コーナー無し、MCほとんど無しのパフォーマンスで勝負する熱い公演だった。千秋楽なのだならもっとエモい展開にしてもいいだろうにこういった形にしたのはAISがこの夏に積みかねてきたものが確かなものだったということの証しだろう。

持ち曲全てを披露した順に並べた今回のセットリストはこの2ヶ月半のAISとの思い出を振り返ることのできる構成だった。

この1ヶ月半の新人公演は過去のアイドルソングを歌うということがただノスタルジー一辺倒ではないということを確信させてくれるものだった。

ぜひ優勝して秋から定期公演を開催してほしい。